2020年9月14日、「HUAWEI(ファーウェイ)、スマホ事業から撤退か」というニュースがありました。
実は先月にも、HUAWEI製のスマホが使えなくなるのでは?!というニュースがありました。
一応現時点では問題なく使えていますが、今後のGoogleの対応次第では突然一切のアプリアップデートができなくなる可能性もあります。
そこで、今回は
◆何が起きたのか
◆これまでの問題とは
◆やるべきこと
についてお話したいと思います!
本記事の信頼性
◆固定回線/モバイル回線の会社に3年以上勤務
◆代理店営業/マーケティング/事業企画と
様々な部署経験で、ネットやスマホの裏事情に精通
スマホ事業撤退の噂の中身は?
早速本題に移りましょう。
アメリカの技術/部品を使えない
原因のひとつが、こちらになります。
若干違うところもありますが、簡潔に言うのであれば、
トランプ大統領が「スパイや情報工作をする国に、アメリカのものは何一つ使わせない!」と発言した、と思ってください。
そうですね。実はこの問題は2019年から起きているんです。(こちらについては後述します)
他の国の部品は?
いいえ、それもアメリカは許していません。
なぜなら、韓国などの部品メーカーで用いている製造機械がアメリカ製だからです。
つまり、アメリカでつくられた部品だけじゃなく、部品をつくるための機械にアメリカのものがあった時点で
中国への輸出を制限してしまっているわけですね。
そうなってしまうと、スマホのチップ製造で最先端をいくアメリカの技術がなくては
質の高いスマートフォンをつくることはほぼ不可能になってしまいます。
HUAWEIの対策とは
もちろん、じゃあすぐに諦める、なんてことはありません。
この制限が始まってから、様々な動きを見せていました。
独自OSの開発
現在のHUAWEI製スマートフォンのほとんどは「Android」というOSを使っています。
そして、Androidは「Google」のOSなんです。
そう。これも制限の対象になってしまうわけですね。
もちろんいきなり切るのはユーザが困ってしまうので、制限から一年間は猶予期間となっていたのですが、
その期間が2020年8月に切れてしまい、更新されなかったことから、今Androidが搭載されているHUAWEI製スマホは突然Googleサービスすべてが使えなくなってしまう可能性もあるわけです。
で、HUAWEIは独自OSの開発をし、リリースされているものもあります。
しかし、長い時間をかけて形成されてきたOSと比べると問題が山積みで、なかなかに苦戦を強いられている状況です。
独自チップ(IC)の開発
続いてはチップです。
先述の通り、アメリカの製造機械および部品が使えない以上、ほぼすべて自国で製造するしかありません。
そのため、昨年から巨額の投資を割いてきています。
ただ、超微細なICチップ(ナノマイクロな回路)の製造はアメリカの専売技術といってもいい状況。
現状では、性能的に1,2世代古いスマホにならざるを得ない状況となっているようです。
そして今回のニュースへ。
上記原因が積み重なった結果、今回の報道に至ります。
HUAWEIの上層部の方からの生の声を含めて、「かなり厳しい状況」というインタビューが掲載されたりしていますね。
とはいえ、本格撤退するの?
個人的な意見としては「まだまだ諦めない」と思います。
今厳しい状況にあるうちは、中国国内のファンを集めて、なんとか利益を出し、
その間に自社内の技術力を向上させて、数年後に世界に改めて発信する。
そんなやり方でも、十分スマホ事業は継続できるのではないか、と思います。
今HUAWEIスマホを使ってる人は買い替えを!
しかし、HUAWEIのスマホを現在使っている日本在住の方は、なるはやで買い換えましょう!
先述の通り、既にGoogleのAndroidOSの使用期限は来てしまっているので、いつ使えなくなってもおかしくありません。
安く、そして性能の高いスマートフォンについてはこちらの記事で紹介しておりますので、ぜひご確認ください!
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まとめ
今回はHUAWEIスマホ撤退?!というニュースについて、簡易的な解説をしました。
もう一度おさらいしましょう。
サマリ
◆ニュースの理由
・GoogleのAndroidOSが使用不可
・アメリカの部品および製造機械を使った部品の調達不可
⇒HUAWEI独自の技術では、高性能スマホの製造が難しく、苦戦している
◆HUAWEIスマホが使えなくなる?!
⇒Googleのサービス全般が使えないため、
今HUAWEIスマホの人は、なるはやで乗り換えるべき
かなり誇張表現の報道にはなっていましたが、
巨額の予算をかけて立て直しを図っているのも事実なので、すぐに撤退、なんてことにはならないでしょう。
でも、日本にいる以上はアメリカの動きに倣ったほうが安全なのも事実。
お財布と相談しつつ、「もし使えなくなったら」というリスク対策をしてくださいね!
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