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【コロナ後もオンライン?】早稲田大学学長の提唱から見る新しい在り方

2020年8月7日

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【コロナ後もオンライン?】早稲田大学学長の提唱から見る新しい在り方

2020年8月7日

2020年夏、早稲田大学の学長が、とある発表をしました。

「コロナ後も、講義は原則オンラインとしたい」

 

夢のキャンパスライフはなくなっちゃうの…?

といった意見がTwitterでたくさん投稿されました。

 

実は、ちゃんと資料を読んで把握すると、

メリットとデメリットがしっかりと浮き彫りになってきます。

 

そこで今回は、

「新しい大学の在り方」

「新しいキャンパスライフの形」

というものについて自分の体験をもとに、お話していきたいと思います。

 

※本記事は、こちらのサイトに掲載されている講演資料をもとにお話させていただいております。
また、pdfを画像化して掲載もさせていただいております。ご指摘の際には削除させていただく場合もありますので、予めご了承ください。

 

 

新しいキャンパスの形

それでは、新しいキャンパスの形はどうなっていくのか。

早稲田大学学長の提案資料を、見てみましょう。

 

えっ、ずっとオンライン…?

と、1行目だけを読まず、ひとつずつ考察していきましょう。

 

(a)すべての講義はオンライン化

「講義」というのは、「1(教師) 対 多(生徒)」の形式のことです。

数百人規模の大教室とかで、教授がパワーポイントを映しながら説明しているタイプのものですね。

 

…それ、教室行く必要ないよね?という話が(a)になります。

 

実際、私や友人は大教室の講義でやっていたことは、こんな感じです。

メモ

・教室に行って最後列で寝る

・友人と交代で出席し、出席カードを全員分書いて出す(代返)

・2/3の出席ギリギリの数だけ出る(しかもそれを交代の代返でこなす、なんてことも)

 

それがオンラインになると、話は変わります。

 

動画を観るだけで出席、という授業はあまりなく、

最低限、感想や意見を提出するものが多い。

すると、まったく聞かずに寝る、なんてことはなくなるわけですね。

 

しかも、動画形式であれば、倍速の可変ができます。

聞き取りが上手い学生は1.2倍速で時短することもできるわけですね。

 

つまりは、オンラインにすることでメリットが生まれるものなのです。

ポイント

◆今までの講義
 ⇒まったく聞いていない場合がほとんど
  (寝る、代返、交代出席など)

◆オンライン講義
 ⇒ある程度は聞く
  (課題の提出が前提になるから)
 ⇒1.2倍速などでさらなる効率化も可能

 

(b)実験・ゼミ・ディスカッションは対面

実験、に関しては「そりゃそう」という話だと思います。

理系の学生さんが「実験」をせずに教授がやるのを観るだけ、というわけにはいかないですからね。

 

ただ、「ゼミ」「ディスカッション」は本当に対面でないとできないの?とも思います。

 

実際、社会人になって在宅勤務をしている現在、

Web会議で何か不便を感じることはほとんどなくなりました。

 

…でも、大事なのは「できるかどうか」ではないのです。

それを学長さんは分かっていらっしゃるみたいですね。

 

それは、「雑談コミュニケーション」です。

 

雑談というコミュニケーション

「雑談」というのは、その場に時間を持て余した人がいてこそ発生するものです。

 

実際、私も学生時代ゼミが始まる前に、教室で「Twitterのニュース」とか「インターンの情報」、「ゲームの話」など、

いろんな雑談をしていましたし、

授業のあとに、ゼミの友人のバイト先に一緒に行く、なんてこともありました。

 

つまりは、「同じ空間にいる」からこそ生まれるものも、あるということですね。

 

もし、アニメの世界で描かれている「VR(ヴァーチャルリアリティ)」のように

自分の五感すべてがデジタルの世界に没入できる、なんて時代がきたら

こういった悩みもなくなるのでしょうが、

現在オンラインは「すべきことを最適化」することに長けている環境のため

何でもかんでもオンラインにする、というのは現実的ではないわけです。

 

しっかりと学習だけでなくコミュニケーションについても配慮した提案だと分かりますね。

 

(c)反転授業の活用

聞いたことない…なにそれ

これは昔教員を目指していた私も、あまり耳にすることはありませんでした。

 

反転授業の意味は、

【講義】⇒【復習(宿題)】のやり方を

【予習(講義映像&宿題)】⇒【ディスカッション】

という形に変えることなんです。

 

あんまり「反転」がしっくりこない…

そうですね。ではこう言い換えてみましょう。

 

【インプット】の授業が、

【アウトプット】の授業に変わります。

 

つまり、自分で学習している時間は「復習」ではなく「予習」になり、

みんなで集まる授業の時間は「聞く」から「話す」に変わるわけです。

 

学びにおいて一番大切なのは「アウトプット」と言われる時代、

聞くだけで終わる授業がなくなる、というのはより優秀な日本人が生まれるいい機会だと思います。

 

デメリット:サークルはどうなるの?

大学といったら、「サークル」といっても過言ではないでしょう。

 

私も実際、2つのサークルに入っていて、

勉学1:バイト1:サークル8くらいの生活を送っていました。(笑)

 

授業の合間に学生会館に行ったり、ラウンジでサークルの人とだべったり。

そんな毎日がとても幸せでした。

 

しかし、原則授業はオンラインになってしまうと、

授業終わりやスキマ時間を誰かと楽しむことがなくなってしまいます。

 

集まって雑談して、こそのサークル、

という概念を持っている方々には受け入れがたい状況になってしまうかもしれません。

 

しかし、

「じゃあ諦めるの?」という話ですね。

もちろん私は現役大学生ではないので、これが正解!なんてことは言えないのですが、

自分の入っていたサークルをどう変えたら、同じくらい楽しめるか、前以上に楽しめるか、考えてみましょう。

 

サークル➀学園祭実行委員

これは大学によって対応が違うかもしれません。

私の母校である早稲田祭 運営スタッフは、「オンライン」の学園祭を決定しました。

600人もいる組織なので、知恵を活かして最高の学園祭を実行してほしいと切に願っています。

 

ただ、今までの例で考えると、

「会場整備」や「来場者対応」に70人ほどの人員がいて、

その方々はどういう役割を果たすのか、というのも気になりますし、

 

飲食屋台や芸能人を呼ぶサークルを対応していた人たちもどうするのか、

そして芸能人を呼ぶイベントをオンラインで有料で実施できるのか、

技術に使う予算はかなり膨大になってくると思うので、

OB/OGの力を借りつつ、オンラインなりのやり方を模索していることだと思います。

 

絶対に「諦める」なんて人は集まらない組織なので、上手くやってくれると期待ですね。

 

サークル➁バンドサークル

これはかなり難しい状況にあると思います…

 

新歓で大きな体育館でライブをやり、

飲み会で仲良くなり、

一緒に楽器を見に行ったり、

部室でゲームしながら歓談したりしながら

2ヵ月に1回のペースでライブハウスへ。

 

そうやって成り立っているサークルなので、

「ライブはできない」

「部室に集まれない」

「飲み会もできない」

という状態では、成り立たないなぁ…と思っております。

 

ただ、ライブハウス全体として自粛ムードなのを活かして、

Zeppなどの大きなハコを安く借りる交渉をし、

サークルのみんなが入ってもソーシャルディスタンスが守れる、といった動きを取ったり、

隔週で飲み会をやるけど、メンバーを4~5人ごとに分けて

誰かのおうちで飲む、などの対策を上手く行うことで、

出来る限りサークルとしての楽しみを残すことはできるのかな、と思います。

 

 

まとめ

さて、それではまとめに入りましょう。

サマリ

◆大学の講義オンライン化 ☆反転授業
 ⇒インプットを自分の時間で行い、
  みんなでアウトプットする新しいカタチ

◆ゼミや実験は対面
 ⇒最低限のコミュニケーションや体験は確保

◆サークル活動
 ⇒withコロナを前提とした在り方の模索が必要

 

新しい生活様式には、メリットもデメリットももちろんあります。

でも、それを楽しむ!という意識を持って取り組んだ人が、幸せな人生経験を手に入れることになるのも間違いないでしょう。

 

「じゃあ、この状況をどう活かすか」

という気持ちを高校生も大学生も社会人も忘れずに、

日々チャレンジを続けましょう!

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