あなたは"お金"について詳しいですか?
そう聞かれて、みなさんはどう答えるでしょう。
私自身、26歳まで、一切"お金"について考えてきませんでした。
ブランド物や車にも興味がないため、
ゲームや音楽にかけるお金以外は必要最低限のみ。
そうすると年間100万円以上は貯金できていたので、
「結局リスクを冒すより、貯金が一番」と思っていました。
…いや、思っていた、のではなく、
考えたくないから、そう思い込もうとしていた。
が正しいですね。
そんな中、大学の友人が「ideco」や「NISA」を使い始めたり
埼玉のそこそこのマンションの一室を買って不動産として回し始めたり。
焦りだけが募っていきました。
そんなときに出逢ったのが今回ご紹介する「お父さんが教える 13歳からの金融入門」です。
"お金"について何も知らないよ!という方、まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。
ポイント
◆読むべき世代
⇒高校3年生~大学生
◆読みやすさ:★★★★☆
◆おもしろさ:★★★★☆
◆読了時間 :2~3時間
この本に出逢ったきっかけ
この本に出逢ったのは、会社の同僚のススメでした。
昼食を食べているときに、
友人に「貯金は十分貯まるんだけど、投資関連が疎すぎてどっから勉強すればいいか分からなくて…」と相談しました。
その際に、
「ちょうど去年同じこと思って、手当たり次第にAmazonで漁ったんだけど、これよかったよ」
と紹介されたことに始まります。
内容
本書の内容にうつります。
本書を読まなくていい人
本書は、投資を考えるための超超超前提知識が詰まっています。
「基礎知識」というのは、生活環境によって全然レベルが違ったりするので、
実は全部分かってた、なんてことも起き得ます。
なので、本書の一例を挙げてみましょう。
メモ
"デビット"と"クレジット"の違いは?
"株"って何?何のためにあるの?
"税金"ってなんで取られるの?どれくらい取られるの?
"金利"とは?"複利"とは?
上記をしっかりと説明できる人はどれくらいいますでしょうか。
ちなみに私は30%程度しか説明できませんでした。
難関大と言われる大学を出ていたって、
学ぼうとする機会がなければこんなものなのです…
同じくちゃんと答えられなかった人は
ぜひ読んでみて損はないと思います。
読了後に著者が行ったこと
本は、読んだあとにどう行動するか、が非常に大事なんです。
私が行ったのはこの1点だけ。
行ったこと
◆似たような入門書を購入する
初めて知った知識というのは、
「忘れやすいもの」であり、
「間違って理解しているかもしれない」のです。
だから、同じようなものを検索して購入し、読むことで、
自分の中に忘れない正しい知識として入れることができます。
入門書系だと、「サルでも分かる 金融」や「中学生 金融」といったキーワードで検索すると
似たようなものが出てくると思いますので
みなさんも参考にしてみてください。
補足:少し分かりにくい点
とはいえ、本書も完璧というわけではありません。
理由は「アメリカの本だから」です。
アメリカに住むお父さんが、子供に教えるというのが原点の本なので
日本に馴染みのない言葉が扱われていたりするのです。
とはいえ、和訳にあたって日本人が分かる言葉をしっかり追記してくれていたりもしていて、
「○○○○やヤフオク、といったオークションサイトで」と、日本用に追記してくれているのです。
よく分からない単語だけが書いてあると読むのが嫌になりがちな性格の自分には
本当にありがたい配慮でしたね。
まとめ
最後に、もう一度冒頭のポイントについて再掲します。
ポイント
◆読むべき世代
⇒高校3年生~大学生
◆読みやすさ:★★★★☆
◆おもしろさ:★★★★☆
◆読了時間 :2~3時間
おススメの年代としては高校3年生(受験終わってからでいいよ!)~大学生としていますが、
私が出会ったのは26歳です。
なのでもちろん私と同じ年代でも、30歳以上でも、知識を増やすのに年齢制限はありません!
むしろ、無知のまま逃げ続けていたらどうなっていたことか…
逆にいうと、まだ学生のみなさんは私より5年以上早くお金について詳しくなったわけです。
それを活かして、正しく投資をすれば、
ブラック企業に囚われたり、なんてことを回避して悠々自適な人生を送ることも夢ではありません。
ぜひ、"お金"を敬遠してきた皆さま、一度手に取ってみてください!