と思っているみなさん。
それは、「過去のお話」になります。
2018年,2019年に政府が規制をかけたことによって、「スマホと契約を一緒に乗り換える」という行動は最もお得、とは言えなくなってしまいました。
そこで今回は
「政府の規制」
「現在のおすすめの行動プラン」
を解説していきたいと思います!
本記事の信頼性
◆固定回線/モバイル回線の会社に3年以上勤務
◆代理店営業/マーケティング/サービス企画と
様々な部署経験で、ネットやスマホの裏事情に精通
政府の規制
みなさんは、
「スマホ実質0円」
や
「スマホ一括0円」
という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
もしくは、使ったことがありますか?
これは、au, docomo, softbankの大手3社がこぞって行っていたキャンペーンです。
スマホ実質0円キャンペーン
実質0円
2年間の間、スマホの分割代金と同じだけの料金を割り引くことで、
結果的にスマホが実質タダで手に入る仕組み。
2012~2013年頃に始まったこのキャンペーンは、大変話題になりました。
それも当然のことで、
「2年間普通に使っているだけで、結果として最新のスマホがタダで手に入ってしまう」なんてものは今までありませんでした。
そして、それを追うように、「一括0円」というものも始まりました。
スマホ一括0円キャンペーン
一括0円
キャリアの契約時に、スマートフォン自体を実質プレゼントしてしまうキャンペーン。
ただし、半年(1年)以内に解約してしまうと、半額~全額の料金を違約金として請求されてしまう。
実質0円の上をいくキャンペーンですね。
同額を割り引くのではなく、最初から0円なのですから。
ただし、記載しているように、すぐ辞めるような動きはさすがに制限するようになっています。
当然ですね。タダで最新のスマホを手に入れて、すぐ解約されたら商売あがったりですから…
これらキャンペーンで起きたこと
そして、この動きによりとある副業が流行ってしまいました。
それは、「転売」です。
転売による、スマホ市場の破壊
少し壮大な書き方をしてしまいましたが、
実際に、スマートフォンの価格破壊が起きてしまいました。
一括0円でスマホを手に入れ、半額の違約金を払ってでも解約する。
すると、最新のスマートフォンが半額で手に入ってしまうわけです。
この契約を、au⇒docomo⇒softbankと毎月のようにコロコロ変えることで、
当時最新のiPhoneが「新品中古」という、使われてないけど一応中古ショップに売られたもの、というステータスで
定価よりずっと安い金額で大量に流出しました。
すると、「実質新品なら、それ買って好きな回線契約すればいい」という人が増え、
悪循環が生まれていきました。
そして、政府の規制へ
この市場破壊を止めるために、政府が動きました。
(もうひとつ理由はあるのですが、そちらは後述します。)
結論から言うと、
「契約時のスマホ割引は、上限2万円」
ということになりました。
今まで10万円もするiPhoneを「実質タダ」で手に入れていたのに、
現在は10万円のiPhoneは「8万円」で購入することになるわけです。
そうなんです。
それでも「きっと同じやり方が一番お得」と思って2年ごとに大手キャリアを乗り換える方がいますが、
本当にお金がもったいないので、やめましょう…!
それでは、お得なプランについて、お話していきます!
2020年のお得な方法とは?
そうですねぇ…
「私と同じ考え方」なら一択なのですが、
みなさんそれぞれ妥協できない点があると思うので、
それをパターン分けして紹介したいと思います。
➀iPhone絶対主義
私は、これに当てはまります。(笑)
スマホゲームを結構する方は、
iPhoneが一番動きがいい/反応がいいと言われるゲームが多い今の状況では、
ほぼ依存している状態かと思います。
そうでなくても、日本人の6割がiPhoneユーザとも言われているので、
日本のAppleへの信頼は大きいですよね。
そんな方への一番コスパのいいプランはこちら!
ポイント
◆iPhone SEを公式で購入
44,800円(税抜)~
◆サブキャリアを契約
月々3,000円~4,000円程度
この手の業界に精通している私ですが、
実際現在、iPhoneSEを買って、Y!mobileに契約しています。
サブキャリア(UQmobile, Y!mobile)がおススメなのは
◆大手キャリアと、通信速度が同じ
だからです。
料金だけでいえば格安SIMのほうが安いのですが、
先述の通りスマホゲームをするので、その際には通信速度も大事になってくるわけですね。
なので、私と同じ環境の人は、これ一択でいいと思います!
ちなみに、iPhoneを例にしてはいますが、
高機能な高価格帯のスマートフォン(5万円以上)のものは、このサブキャリアのプランで問題ありません。
大手と比較した場合のお得額は?
その月によってキャンペーンなどは異なるので、
通常料金の大雑把なイメージで比較しましょう。
大手+iPnoneSE(税抜)
◆iPhoneSE(64GB):44,800円
⇒2万円割引で、24,800円
◆大手キャリア:8,000円/月額
⇒2年間で、8,000×24= 192,000円
計:216,800円
月平均9,033円
毎月9,000円もかかるのはつらいですよね…
では、今回の僕の提案をみてみましょう。
サブキャリア+iPhoneSE(税抜)
◆iPhoneSE(64GB):44,800円
⇒割引なし
◆サブキャリア:3,500円/月額
⇒2年間で、3,500×24= 84,000円
計:128,800円
月平均5,367円
そうなんです。2年間で9万円も差が出てしまうので、あまりにもったいないですよね。
補足:一括0円があった時代は?
ちなみに、昔の「実質0円」や「一括0円」があった時代は、
10万円程度の割引が得られるので、
先ほどの話で言うと「9万円の差」というのが埋まって、差がなくなります。
差がないんだったら、大手を契約したほうが安心しますよね。
そうです。
政府としては、格安SIMやサブキャリアが出て、
「みなさん好きなものに契約してくださいね」という自由競争を促したかったのに、
実質0円、一括0円のせいで、誰も大手から離れようとしなかった。
だから、自由競争を加速させるためにも、大手キャリアの0円施策は止めたかったわけですね。
裏事情まで考えると、面白いですよね!
➁スマホは何でもいい。安ければ。
次は「スマホは使えればいい」派の方々向けです。
そこそこ使えればいいのであれば、スマホは2~3万円くらいで購入できます。
そこでおススメしたいのが「楽天モバイル」です!
なんで楽天モバイル?
2020年に開始したサービスで、ピンク色に染まったCMなどを大々的に打っていますね。
時期によって対象は異なるのですが、以下のメリットがあります。
参考
◆スマホが実質0円
◆通信容量無制限
※楽天提供エリア外は、5GB
◆月額2,980円(税抜)
⇒1年間は利用料金0円
◆いつ辞めても解約費0円
そう。ここがミソなんです。
楽天モバイルのスマホは、「一度お金を払う」のです。
そして、「同額相当の"楽天ポイント"をプレゼント」するのです。
政府が規制していたのは、「お金を払わずにスマホを手にする」というやり方。
だからこそ転売があまりにも流行ってしまったわけですが、
楽天モバイルのスマホは「購入」するので、最初にお金がしっかりと発生します。
そして現金還元ではなく、「ポイント」での還元なので、
実質タダで手に入れることはできても、現金を失っている以上、転売数は下がりますよね。
比較的安価なスマホの提供なわけですし。
だからこそ、「実質0円」を実施できているのです。
ただし、「実質0円」という言葉を使ってしまうとユーザが誤解してトラブルになりかねないため、楽天も言うことができません。
なので、ひたすらに「お得」という言い方で攻めているわけです。
ちなみに、他の楽天モバイルのメリットについては
こちらの記事内で解説しているので、併せてお読みください!
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まとめ
今回は令和時代(2020~)のスマホ契約のおススメを紹介しました。
もう一度おさらいしましょう。
サマリ
◆「実質0円」「一括0円」は政府の規制で消えた
⇒大手キャリアの2年乗り換えはむしろ損!
◆おススメ方法
➀サブキャリア & iPhone(or Xperia等)
➁楽天モバイル & ポイント還元の高いスマホ
ネットにかかる料金は、何も考えないととっても高くなってしまいます。
そして、様々な事情が絡み合って、いろんな動きが突然増えていく業界です。
だからこそみなさん「めんどくさい!」となってしまうわけですが、
動きを「楽しむ」くらいの気持ちで、見ていくと、
毎年何万円も得できるようになるわけですね。
当ブログではそういったお得情報を余すことなく紹介していきますので、
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