※私および当ブログは政治および宗教には一切関係ありません。
その上で、どうしたらもっと良い方向に向かうか、個人的に検討した内容になります。予めご了承ください。
"ワーケーション"
2020年7月27日(月)に菅官房長官が提案した言葉(造語)ですね。
"work" と "vacation"をかけているとのことで、
直訳すると「旅行中に仕事」といった感じでしょうか。
そして、案の定こう捉えた人々から批判の的になっています。(以下Twitter抜粋)
「まだ感染拡大させる気か!」
「観光だけ強めてるのなんで?癒着?」
「旅行に行ったら仕事できるわけないじゃん」
といった具合です…
もちろん私も同じようなことを思いかけたのですが、
批判しているだけでは現状は何も変わらないですし、みんなが混乱するだけです。
そこで、私が
「あなたは"ワーケーション"を成功できたら億万長者になれます」
「できなかったら、クビです」
と言われたと仮定して、どうやって成功させるか、を考えてみたいと思います。
『ワーケーション』の捉え方
まず、世の中のみなさんにどう捉えてもらうべきか。
当然「私には利がある」とメリットを感じてもらわなければなりません。
では、外出先(旅行先)で仕事をすることによる"個人のメリット"はなんでしょうか。
まず前提として、ワーケーションが行える業務/業種を洗い出したいと思います。
ワーケーション可能な業務/業種
◆現在すでに在宅勤務できている業務
◆個人情報を扱わない業務
◆緊急案件が原則発生しない業務
この3点かな、と思います。
現在在宅勤務ができている人は、場所を変えるだけなので、
インターネットがあれば業務に支障はありません。
ただし、緊急案件が発生しやすい業務の方は
観光地の気分なんて関係なくストレス下にあるため難しいでしょう…
では、この条件をクリアしているサラリーマンは、どんなメリットがあるでしょうか。
ポイント
➀新しいアイデアに出会える
➁ひとりの有意義な業務を遂行できる
➁'家族還元ができる
➂流動的な勤務時間を認める企業体系の大成
それでは、ひとつずつ解説していきましょう。
※ワーケーションに補助金が出る、等の話は不明なため、本記事においては触れておりません。
メリット➀ 新しいアイデアに出会える
アイデア、というのは、
様々なものに触れて、その組み合わせで新しいものが生まれる、
という考え方が多いです。
そう考えたときに、ワーケーションとして
自分の行ったことのない県や観光地を訪れるのは非常に良い刺激になると思います。
なお、業務環境を変えることによる発想力の向上は科学的に説明されているみたいですね。
そんなことはありません。
どんな発想が会社を大きくするか、そして自分で起業に至るのか分からない時代です。
とにかく体験が大事な時代において、会社だって本当はいろんなアイデアを持つ人材が欲しい。
極論を言うと、会社が表立って
「みんなアイデアマンに育ってほしいから、いろんな観光地にいって仕事して」
と言ってくれたら
日本の未来は明るくなるんじゃないか、とすら思います。
GoogleやYahoo!が行っている「業務の2割は自分のやりたいことをやってOK」という原則を
世の中全般に適用するようなイメージですかね。
➁有意義な業務遂行
➁'家族還元
ワーケーションの詳細がない状態では憶測にしかなりませんが、
「ひとりで行く」場合と「家族で行く」場合の双方が考えられると思います。
ひとりで行く場合、
一旦料理や洗濯などの一人暮らしで大変な家事から離れて、旅館で業務を満喫できる。
※もちろん世帯持ちの場合は家族への感謝を忘れずに!
家族で行く場合、
可能な限りの時差出勤を用いて、半日は家族旅行ができる。
朝イチで2時間くらい業務をし、
昼過ぎまで家族旅行、
そして、15時くらいにひとりで宿に帰り、21時くらいまで仕事をする。
といったイメージでしょうか。
そんな気がしてきていただけたら幸いです。
また、お子さんがいない夫婦の場合は、
一緒の時間、それぞれの仕事の時間、と組み合わせて過ごせたら
すごくリフレッシュできると思います。
➂流動的な勤務OKの企業文化醸成
これはちょっとハードルが高いかな、と思います。
なぜなら、とある感覚の人しかできないから。
それは、
「仕事とプライベートが同じ人」
「仕事が楽しくて仕方がない人」
です。
自営業や起業家、投資家なんかはこれに当てはまると思いますが、
広告業やエンタメ業などは、突発的にいろいろ起きやすい職業。
Web広告や、マーケティングのチーム所属ならなんとかできるかな、とは思います。
余談:新しい考え方の例
私の学生時代の後輩で、人材系の学生起業をし副社長をやっている人がいるんですが、
以前Twitterでこんなことを言っていました。
「時差出社なんかじゃなくて、結果さえあれば8時間無理やり働く必要はない。
いろんな自分のことをしながら働いてもいいし、夜~深夜に働いたっていいと思う。」
私も比較的大きな会社に属していたので、若干抵抗を感じてしまいましたが、
抵抗を感じるということは、それが新しい考え方であるということ。
いつかこういった社会形成が未来を創るかもしれませんね。
まとめ
最後に、これまでの内容を咀嚼してポイント化します。
ポイント
◆ワーケーションとは(個人的解釈)
⇒Work × Vacation の新しい業務方法
◆ワーケーションの価値
⇒在宅勤務で固まった頭をほぐし
⇒業務効率を高めたり
⇒家族サービスをしながら
⇒経済を回すシステム
そう思っていただけたら幸いです。
ただし、今回は言葉の提唱当日に私なりに考えただけ内容なので
多くの異論反論があると思います。
「結局コロナ感染拡大はしないの?」
「こんなことができる仕事の人なかなかいないよ!」
などなど。
「ウイルス」については専門家ではないので今回議論対象から外してしまいましたが、
Go To キャンペーンによる家族旅行で感染が拡大しない結果がもし出れば、
ワーケーションとしては許容できるのかもしれません。
「できる業務の人がなかなかいない」、というのはもちろん承知していますが、
国民みんながワーケーションしたら感染拡大にも繋がりかねないですし、
変えられるところから変えていき、
拡大防止と経済のいい塩梅を探るべきかなと思います。
※といいながら私は月に1回くらいしか電車に乗らないほど、全力で在宅勤務していますが。(笑)
みなさんもぜひ、批判を続けるのではなく、
「こんなことができるかも!」と考えてみてください。
誰もが答えのない今、たったひとつのアイデアがこの現状を打破できるかもしれません。